※画像はイメージです。AI生成画像(DALL-E)を使用しています。
「10年保証付きと言われて契約したのに、5年後にひび割れが出たら『対象外』と言われた」
「保証があるから安心と思っていたら、業者が廃業していて連絡が取れなくなった」
「保証書をもらったけど、何が保証されて何が対象外なのかよくわからない」
その不安の正体は、外壁塗装の「保証」には法律上の統一ルールがなく、業者ごとに内容が自由に設定できることにあります。「10年保証」という言葉だけ見ると安心感がありますが、保証書の中身を読むと「対象外」の条件が山ほど書かれていることがあります。(出典:外壁塗装ジャーナル)
その気持ち、よくわかります。私は建設業・一人親方として10年以上、外壁塗装の現場に立ち続けてきました。「保証書を受け取ったが何が保証されているかわからないまま契約した」「業者が廃業して保証が消えた」という施主さんの話を何度も聞いてきました。
この記事では、外壁塗装の保証の実態・使えないケース・業者倒産時の対処法・アフターフォローの見分け方を、2026年最新データをもとに職人目線で告白します。
- 「10年保証」の本当の中身と対象外の条件(知らないと損する)
- 業者が倒産したら保証はどうなるかと対策
- before→after→cost:保証が使えなかった実例2パターン
- 自社保証と第三者保証の違いと選ぶべき理由
- 契約前に必ず確認すべき保証書チェックリスト
※著者:建設業・一人親方として10年以上の現場経験
外壁塗装の保証「3種類」と実態

外壁塗装の保証は大きく3種類に分かれます。(出典:株式会社アイテック、2026年2月)
| 保証の種類 | 保証する主体 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 施工保証(自社保証) | 施工した業者 | 施工不良による剥がれ・膨れ等 | 業者倒産で無効になる |
| メーカー保証 | 塗料メーカー | 塗料の製造上の欠陥 | 外壁塗装ではほとんど利用されない(出典:アイテック) |
| 第三者保証 | 第三者機関・保険会社 | 業者倒産後も保証継続 | 加入している業者が限られる |
最も重要なポイントは「自社保証だけの業者が廃業すると保証が消える」という現実です。(出典:いえふく・外壁塗装ジャーナル)10年保証を受けたとしても、業者が5年後に廃業すれば残り5年の保証は消えてしまいます。
「10年保証」の本当の中身【職人が告白】

正直に言います。「10年保証」という言葉は魅力的に聞こえますが、外壁から塗料が「剥がれ落ちる」ことは、まともな工事をしていれば10年以内にはほとんど起きません。(出典:外壁塗装駆け込み寺)
つまり「10年間に起きにくいことを保証する」という側面があります。施主がよく経験するトラブル(ひび割れ・変色・色あせ)はほとんどの保証書で対象外になっています。「保証期間が長い=安心」は必ずしも正解ではありません。
一般的な保証の対象と対象外
塗膜の剥がれ・塗膜の膨れ・著しい変色・退色の3つが一般的な保証対象です。(出典:anamachi.com)
ただし「著しい変色」の基準は業者によって異なります。「色が薄くなった」程度では対象外と判断されるケースもあります。契約前に「著しい変色とはどの程度ですか?」と具体的に確認してください。
以下は多くの保証書で対象外と記載されています。(出典:anamachi.com・外壁塗装ジャーナル)
・ひび割れ(クラック):発生原因が塗装か建物構造かの判断が困難なため
・変色・色あせ:紫外線による自然な変色は対象外のことが多い
・地震・台風などの自然災害による損傷
・保証期間中に他業者が施工した箇所(増築・改築等)
・施主が自己判断で補修した箇所
・木部・鉄部などの付帯部(外壁と別の保証期間を設定することが多い)
・コーキング(シーリング)のひび割れ
「20年保証・30年保証」は要注意
20〜30年という長期保証を謳う業者の保証書をよく読むと、免責条件が非常に広く設定されていて実質的に何も保証されないケースがあります。(出典:外壁塗装コンシェルジュ・外壁塗装駆け込み寺)
また、シリコン塗料(耐用年数10〜15年)を使って「20年保証」を謳うのは、塗料の耐久性と保証期間が明らかに合っていません。(出典:外壁塗装コンシェルジュ)保証年数が長ければ長いほど、保証書の免責条件を細かく確認してください。
before→after→cost 保証が使えなかった実例
before:「工事保証10年付き」を確認して契約。保証書も受け取った。
after(5年後):外壁にひび割れが発生。保証書を持って業者に連絡したところ「ひび割れは保証対象外」と言われた。保証書の細かい文字で「ひび割れは保証の対象外とします」と書かれていた。(出典:外壁塗装ジャーナル)
cost:ひび割れ補修費用5〜15万円を全額自己負担。「10年保証があるから大丈夫」と思い込み、保証書の対象外条件を契約前に確認しなかったことへの後悔。
before:「施工保証10年」で契約。保証書もきちんと受け取っていた。
after(6年後):塗膜の剥がれを発見して業者に連絡したが電話が繋がらない。業者の住所を訪ねると事務所がなくなっていた。業者は廃業していた。(出典:外壁塗装ジャーナル・いえふく)
cost:再塗装費用80〜120万円を全額自己負担。契約時に「第三者保証に加入しているか」を確認していれば、業者倒産後も保証を受けられた可能性があった。
「あなたはどちら?」保証タイプ別の状況判断
| 状況 | 判断 | 今すぐやること |
|---|---|---|
| 自社保証のみ・業者の営業年数が短い | リスクあり | 「第三者保証に加入していますか?」と業者に確認する |
| 自社保証のみ・業者の営業年数10年以上 | まずまず | 保証書の免責条件をすべて確認する |
| 第三者保証あり(保険会社・住宅あんしん保証等) | 最も安心 | 第三者保証の範囲・対象・申請方法を確認する |
| 口約束のみで保証書なし | 完全にNG | 必ず書面の保証書発行を求める。断る業者は候補から外す |
| 保証書を受け取ったが内容を読んでいない | 今すぐ確認 | 今すぐ保証書を出して対象・対象外・免責条件を確認する |
良いアフターフォローの見分け方
アフターフォローとは、工事完了後も業者が定期的に建物の状態を確認してくれるサービスです。保証書とは別に、誠実な業者が施主に対して行う「継続的なサポート」です。
ちょうどかかりつけ医が定期健診で体の状態をチェックしてくれるように、塗装業者が定期的に外壁・屋根の状態を確認して問題を早期発見してくれるイメージです。
信頼できる業者のアフターフォローは、塗装後1年・3年・5年・7年などの節目に無料の定期点検を行ってくれます。(出典:いえふく・外壁塗装ジャーナル)点検中に施工不備が見つかれば速やかに対応してくれます。
Q. 定期点検の頻度はどれくらいが標準ですか?
A. 1年目・3年目・5年目が一般的です。(出典:外壁塗装ジャーナル)契約前に「定期点検は何年ごとに行ってもらえますか?」と確認してください。
大手リフォーム会社の中には、営業・施工・アフター対応がそれぞれ別の会社になっているケースがあります。(出典:聖建装工業)工事後に問題が起きたとき「施工したのは下請け業者なので…」とたらい回しになるリスクがあります。
契約前に「実際に施工するのは御社の職人ですか?アフター対応も御社が直接しますか?」と確認してください。
外壁塗装の塗り替え時期は10年単位です。業者の営業年数が10年以上あるかを確認することが、長期的なアフターサポートを受けられるかの目安になります。(出典:ミヤケン)
営業年数が短い業者は技術力・信頼性は別として、10年後に会社が存続しているか不透明です。保証期間中に廃業するリスクを考慮してください。
「アフターフォローが充実しているかどうかは、業者が自分の仕事に自信を持っているかどうかの証明です。」施工に自信がある業者は、工事後に施主と関わることを嫌がりません。工事が終わった後に連絡が取れなくなる業者や、点検を面倒くさそうにする業者は、最初から関わることなく別の業者を選ぶべきです。(出典:いえふく)
今すぐできる!時間軸別アクションチェックリスト
契約前に確認すること
- 「保証書は書面で発行されますか?」と確認する(口約束は不可)
- 「保証対象は何ですか?ひび割れ・変色は含まれますか?」と具体的に聞く
- 「第三者保証に加入していますか?」と確認する(自社保証のみかどうか)
- 「業者の営業年数は何年ですか?」と確認する(10年以上が目安)
- 「アフターフォローの定期点検はありますか?何年ごとですか?」と確認する
- 「実際に施工するのは御社の職人ですか?下請けに出しますか?」と確認する
保証書を受け取ったら確認すること
- 保証の対象範囲(剥がれ・膨れ・変色のいずれかが含まれているか)
- 保証対象外の条件(ひび割れ・変色・付帯部等が除外されていないか)
- 保証が無効になる条件(他業者施工・自己補修等)
- 保証期間と保証書の有効期限が一致しているか
- 保証書を安全な場所に保管する(紛失すると保証が受けられなくなる)(出典:アイテック)
保証期間中に注意すること
- 保証期間中は小さな補修でも必ず施工業者に相談してから進める(自己判断での補修は保証無効の原因)(出典:アイテック)
- 外壁に問題を発見したら写真を撮って日付を記録しておく
- 業者への連絡はメール・LINEで記録に残す形で行う
まとめ
- 外壁塗装の保証は施工保証・メーカー保証・第三者保証の3種類がある
- 自社保証のみの業者が廃業すると保証は消える。第三者保証への加入を確認する
- 「10年保証」でもひび割れ・変色は対象外のことが多い。保証書の免責条件を必ず読む
- 20・30年保証は内容を精査する。保証期間が長いほど免責条件が広いケースが多い
- 口約束の保証は完全にNG。必ず書面の保証書発行を求める
- 保証書は安全な場所に保管する。紛失すると保証が受けられなくなる
- アフターフォローが充実している業者=自分の仕事に自信がある業者
よくある質問(FAQ)
A. 多くの保証書では「保証期間中に他業者が施工した箇所は保証対象外」と記載されています。(出典:アイテック、2026年2月)ただし「別業者に頼んだ箇所の周辺」は保証対象のままになることもあります。まず手元の保証書の「保証が無効になる条件」の項目を確認してください。その後、施工業者に「今回の補修は保証に影響しますか?」と問い合わせて書面で回答をもらってください。
A. 自社保証のみの場合は受けられません。ただし業者が第三者保証(保険会社・住宅あんしん保証等のリフォーム瑕疵保険)に加入していた場合は、業者倒産後も第三者機関が保証を継続してくれます。(出典:外壁塗装駆け込み寺)まず手元の保証書に「第三者保証」「瑕疵保険」の記載があるか確認してください。ない場合は住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル:0570-016-100)に相談することをお勧めします。
A. まず施工業者に「保証書の再発行をお願いできますか?」と連絡してください。業者が保存している工事記録から再発行してもらえる場合があります。(出典:アイテック)業者が廃業している場合は工事当時の契約書・見積書・振込明細等を集めて、住まいるダイヤル(0570-016-100)に相談してください。今後のために保証書はコピーを取って別の場所にも保管してください。
A. 無料で行ってくれる業者が多いですが、有料の場合もあります。(出典:いえふく)契約前に「定期点検は無料ですか?」と確認してください。無料の定期点検を提供している業者は、施工への自信とアフターサポートへの責任感の表れです。今すぐ依頼予定の業者に「定期点検はありますか?無料ですか?何年ごとですか?」と問い合わせてみてください。
A. 保証期間外であれば業者への無償対応を求めることは難しいですが、まず業者に連絡して状況を伝えてください。誠実な業者であれば有償でも対応してくれます。保証期間外の剥がれは次の外壁塗装の時期のサインでもあります。複数の業者に見積もりと診断を依頼して、塗り替えを検討してください。今すぐ外壁の状態をスマートフォンで写真に撮り、業者への問い合わせの資料を用意してください。
➡ 【2026年最新】外壁塗装の業者選びで騙されない方法|悪徳業者の手口を職人が暴露
➡ 【2026年最新】外壁塗装の手抜き工事を見抜く方法|証拠の残し方・クレームの入れ方を職人がチェックリストで公開
【参考情報・相談窓口】
・株式会社アイテック「外壁塗装は保証の内容も要チェック!種類や期間・適用されないケースを解説」2026年2月
・外壁塗装ジャーナル(アステックペイント)「外壁塗装の『保証』はトラブル回避の必須項目!」
・いえふく「外壁塗装は必ず保証の確認を!一般的な保証の内容や注意事項を解説!」
・外壁塗装駆け込み寺「外壁塗装の保証は業者や団体で内容が全く異なるので注意!」
・外壁塗装コンシェルジュ「外壁塗装の『10年保証』はウソ?ホント?騙される前に真実を知ろう!」
・株式会社ミヤケン「外壁塗装の保証は受けられる?保証内容や適用されないケースを紹介!」
・anamachi.com「施工後の保証内容とアフターフォローは必ず確認する!」
・住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」https://www.chord.or.jp 0570-016-100
※掲載情報は2026年6月時点のものです。保証内容・アフターフォローの詳細は各業者によって異なります。契約前に必ず保証書の内容を確認し、疑問点は業者に書面で回答を求めてください。

